生命保険の解約は慎重に!

生命保険の見直しでよくあるのが、「今の保険はいつ解約したら良いのか?」という質問です。今日は、生命保険の解約のタイミングについてお伝えします。

要旨

生命保険の見直しは、新しい保険の申込が済んだ後で解約の手続きを行います。解約のタイミングによって、現在の保険料が返金される場合とそうでない場合がありますので、あわせて確認しておきましょう。

解約時は細心の注意を払う

生命保険の見直しでは、残す保険・解約する保険・新たに契約する保険をハッキリさせておくのが肝心です。必要な保険を誤って解約してしまうなんてことが絶対に起こらないように、細心の注意を払いましょう。

新しい保険に切り替えるのが決まったら、善は急げで一日でも早く今の保険を解約したくなる気持ちはわかりますが、勢いでやってしまうとロクな事になりません。手続きの順番をよく確認して、慎重に進めましょう。

保障が途切れないようにする

まずは新しい保険の申込手続きを済ませて、晴れて契約成立(引受可)となったタイミングで今の保険を解約するのがベストです。この順番が逆になって、解約の手続きを先にしてしまうと、万一新しい保険に加入できなかった場合に保障がまったくない状態になってしまいます。大雨の中、さっきまで持っていた傘をみすみす手放すようなものです。

実務の話をすると、解約に必要な書類をあらかじめ手元に取り寄せておくのがスムーズです。保険会社(または担当者)に「解約します」と伝えただけでは解約にはなりません。解約の書類に必要事項を記入して、その書類を保険会社(または担当者)が受け取った時点で解約になります。

解約の書類が手元に届くまでは1週間くらいかかりますので、新しい保険の申込手続きと同時進行で進めておけば良いでしょう。新しい契約が成立した時点で、その書類を返送すれば良いのです。

というのは、保険会社によっては解約をやたらと拒んでくる場合もあります(法律違反なんですが)。普段は電話すらないのに、こちらが解約するとなった途端にアポなしでやって来たりするのです。そういう場合でも、毅然とした態度で解約する旨を伝えましょう。

営業担当者に連絡しづらければ、各社のフリーダイヤル経由で解約手続きを進めれば大丈夫です。

返金の有無を確認する

生命保険の保険料は、携帯電話料金のように日割り計算ではありませんので、解約をした際にその月の保険料が戻ってくるかどうか確認しておきましょう。タイミングによって、返金される場合とそうでない場合があります。

また、クレジットカード払いなのか口座振替なのかによっても結果が変わってきますので、あわせて確認しておきましょう。

ただし、あまり神経質になりすぎても、祝日などの営業日の関係などで手続きがうまく進まないケースもあります。多少の重複は起こりうるものとして念頭に入れておくのが良いと思います。


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