独身に保険は要らない?

「独身こそ保険が必要」「独身だから保険は要らない」・・・。ディベートができるくらい、保険販売員の間では永遠のテーマです。実際、保険会社の研修でも熱心に取り上げられます。

どっちでもイイ、それが僕の答えです。大事なのは、あなた自身が決めること。今日はそのヒントになることを書いてみました。

要旨

一口に「独身」といっても、いろいろなスタイルがあります。自分の経済状況に照らし合わせながら決めましょう。
他人任せではなく、あなた自身が決めることが大切です。

独身にもいろいろある

ひと言で「独身」といっても、いろんな状況がありますよね。

実家に住んでいる人もいれば、単身で別の場所に住んでいる人もいる。将来結婚を考えている人もいれば、ずっとひとりでやっていこうと思う人もいる。
あるいは、貯金が1,000万円以上ある人もいれば、散財してしまって全然ない人もいるかもしれません。

それぞれの人に、ライフスタイルがあります。
良い/悪いはまた別の話です。いろいろな生き方があるのは事実です。

だから、「独身」というだけで安易に判断すべきではないのです。それだけでは括れるものではありませんから。

自分の経済状況を知る

保険選びにおいて、自分の経済状況を知ることはすごく大事です。そもそも、保険というのは「経済的ダメージへの備え」です。
基本のキなんですが、そこをちゃんとおさえている保険販売員ってすごく少ないです。(それより契約を取ることに必死なので)

保険会社のCMをみると、保険は愛だとか、家族への贈り物だとか言っているけど、そんなものは幻想です。

経済的な備えが必要だと思えば、保険に入っておけば良い。貯金がまだそんなにない場合は、何かあったときに役に立ってくれます。これは本当です。
せっかくためていたお金が、病気の治療費でなくなってしまうのはイヤですよね。本来は、何かやりたいことや欲しいものがあって、そのために貯めていたお金だと思うので。

クレジットカードや車のローンの残りがある場合は、死亡保障があった方が良いこともあります。結局、両親やほかの家族が困る事になりますからね。
(あまり考えたくはないですが)遠方で暮らしている場合は、遺体を運ぶのにもお金がかかります。専用の寝台車に乗せて運びますから。東京ー大阪間(高速道路で約7時間)のケースでは、約20万円ほど必要です。

「保険より貯蓄」の落とし穴

保険より貯蓄・・・よく聞きます。そういう風に吹聴しているYouTuberもいるみたいですね。
特に、独身の場合はそうかもしれないですね。

僕はどう思うか?やっぱり、どっちでもイイです。あなたが決めることだから。

最近では、株や投資といったものがずいぶん身近な存在になりました。iDeCoやNISAなどもスマホから簡単に申し込みできますし、良い変化だと思います。
どんどんやってほしいと思うし、僕もそれを後押ししています。

忘れてはいけないのは、長期保有が原則ということ。20年30年継続して投資するから、効果がでるんです。

20年30年の間、同じ状況が続くと思っていますか?経済状況はもちろんそうですが、あなた自身も変わっていきます。
結婚しましたとか、マイホームを買いましたとか、転職しましたとか、独立起業しましたとか・・・。あるいは、大きな病気になってしまったとか、交通事故で後遺症が残ってしまったとか、自分ではコントロールできないことも起きるかもしれません。

要するに、先の長い話なのです。そこで安易に「保険より貯蓄」の言葉を鵜呑みにすると、ロクな結果にならないです。
あなたが決めたのなら良いです。だけれど、○○が言っていた!は止めた方がいい。何かあったときに、その人が責任を取ってくれるわけではないからです。


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