緊急事態宣言や「まん防」の影響で、用事がない限り、家から一歩も外に出ないなんて日がめずらしくなくなりましたね。新生活シーズンということもあって、この機会に掃除や片付けとやってしまおうと考えている方もいらっしゃると思います。ついでに、家計の断捨離もやってみてはどうでしょう?
要旨
今の時代、お金を増やすなら貯蓄より投資。投資の種類はたくさんありますが、一番良いのは「株式投資」です。うちには投資に回せるお金なんてないよ・・・と思われたなら、一度家計のチェックをしてみてください。何らかの傾向がつかめるはずです。
そのうえで、出費が大きいと感じるものの中で見直す余地があるものには、徹底的にメスを入れましょう。
消費<貯蓄<投資
お金を使うというのは大きく分けて、消費・貯蓄・投資のいずれかに分類されます。あなたの家計の中で、どの割合が多いでしょうか?まずはここを明らかにしましょう。千円単位でもかまいませんので、大まかな傾向をつかむことが大事です。
消費<貯蓄
消費を減らして、貯蓄を増やす。誰だってお金はできるだけたくさん持っておきたいですよね。何があるかわからないし、将来買いたいモノもある。だから、この行為自体は間違っていません。
ただ、今は低金利の時代なので、貯蓄はあまり増えません。日本に関していえば、平成の30年間、金利がずっと上向くことはありませんでした。
貯蓄<投資
貯蓄よりも、投資で増やす。家計の中をざっと見渡してみて、「投資」にあてはまる箇所はありますか?書き出してみるとわかりやすいと思います。家計の資産を増やすなら、ここ(投資)の割合をできるだけ増やすことです。
ちなみに「自己投資」でもOKです。今の時代らしく、スキルを身につけて副業で稼ぐというのもアリですよね。少し時間がかかるかもしれませんが、将来プラスになるはずですから。
増やすなら、”株式投資”
「株式」と聞いて怖くなりました?昔の僕がそうでしたから、その気持ちはすごくよくわかります。「株」とか「投資」とか聞くだけで、拒絶してましたからね。
でも、中身を勉強したらそうではなくなりました。むしろ、これをやらないで何やっちゃってんのよと思えるようになったんです。
というのが、株式って2,3年後はどうなるかわからないんですけど(明日もわかりません)、20年後は大体わかるんですよね。ここがポイントです。
短期間では上がったり下がったりするけれど、長期的にみれば世界的な株価は右肩上がりなんですよ。世界恐慌だってリーマンショックだってあったのに、それでも右肩上がりなんです。新型コロナウイルスだって、後から見れば同じことになると思いますよ。
ビル・ゲイツは、Microsoft社の株を30%ほど保有していますが、最初の頃は50万円くらいだったんですよね。それが30年くらい経ったら・・・20兆円ですよ!すごいですよね~。
誤解しないでほしいのは、何も手持ちの現金を全部使って一攫千金目指そうぜ!って言っているわけではありません。時間と金利の力を使って、コツコツとやっていけば「老後2,000万円」なんて楽勝じゃんってことなんです。
何もしないことの方が、よっぽどリスクが大きい
こういう話をすると、一定の割合で「暴落が怖い」「あやしい」「よくわからない」などと言ってくる人たちがいます。そういう人たちは、それを理由に何もしません。僕は別にそれでもかまわないです。やるかやらないかは、本人次第なので。
ただ、ひとつだけ言っておくと、周りがどんどん変わっていく環境下で、自分だけ変わらない(やらない)というのはマイナスの影響しかもたらしません。
ようやく気づいて始めようと思った頃には、60歳手前で「時間がない!」となって、イチかバチかの賭けにでるんです。銀行の窓口で進められるがままに、退職金を投資信託に突っ込んじゃうなんてのは、その典型例ですよ。
リスクを回避したつもりが、最後に大きなリスクを引き受けざるを得なくなるという、なんとも皮肉な結末です。この記事を読んでいるあなたには、そんな悲惨なことに絶対になってほしくない、心からそう思っています。
要らない保険は削る
ファイナンシャルプランナーの立場として言っておくと、たしかに生命保険には「相続時の非課税枠」や「死亡保険金の受取人指定」など、保険でしかできない事があります。たしかに、メリットですよ。
でもね、いったい誰がそんな先々のことまで考えるっていうんですか?「明日、事故で死ぬかもしれない・・・」って、それはそうかもしれないけれど、確率でいったら、ほとんどの人は明日もこれまでと同じように生きるんですよ。
戦時下じゃあるまいし、たいていの人は”老後”を生きていくんです。その時に必要なのって目先の現金でしょ?スーパーのレジで生命保険の証券を見せたところで、食べ物を売ってくれませんから。
ひとつ断っておくと、かくいう僕は「保障はきちんと」派です。最近流行りの「保険はムダ。入らなくてイイ」なんていい加減な連中とは、まったく違いますので、そこは誤解なきように。
無保険なんて、何の自慢にもなりませんもの。あなたの身に何かがあったとき、ユーチューバーの人たちが助けてくれるとでも?自分の身は自分で守りましょう。
そのうえで、ちゃんとチェックしておかないと、毎月高い保険料を払わされているだけかもしれない・・・ということです。そこで浮いた分を投資に回しましょう!
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