あまり知られていない火災保険の話。

夏といえば、夏休み・お盆・海・甲子園・・・盛りだくさんの季節ですよね。くわえて、今年はオリンピック・パラリンピックも開催されているんですが、この季節、もうひとつ忘れてはならないのが台風です。2018年と2019年の台風は記憶に新しいと思います。

(個人的な話をすると、僕の住んでいる大阪で台風のすごさを目の当たりにしたと思ったら、翌年は実家のある千葉で猛威を振るったので、鮮明に記憶しています)

ところが、2020年になると台風の上陸回数はゼロ。一転して静かな(まぁコロナで大騒ぎでしたけれど)夏でした。2021年はどうなるのか?風台風・雨台風といわれるように、台風にも特徴があります。災害情報をマメにチェックしておきたいですね。

また、ニュースもさることながら、自分自身の火災保険もしっかりと確認しておきましょう。
備えあれば憂いなし。災害は、忘れてた頃にやってきますから。

以前から、「火災保険」という呼び方を変えたら良いのになと思っています。火災保険と聞くと、火事の時だけしか補償されないみたいじゃないですか?

実際には、火災以外にも風災・水災・雪災・雹災など広く補償されるんです。いわゆる自然災害は補償範囲に入ります。

ただし、すべての保険契約がそうなっているわけではありません。ここは注意してください。というのは、火災以外の災害にかんしては、補償に含めるかどうか自分で選ぶからなんです。補償の範囲を狭くすれば、保険料も安くなります。一方で、安さだけを優先すると、いざという時に守ってくれない保険になってしまうので慎重に検討してくださいね。

ひとたび台風が発生して日本列島に近づいてくると、保険会社は「駆け込み防止」をおこないます。これは「火災保険の契約はできるけど、今回の台風に関しては補償しませんので」という意味です。思い立ったが吉日。早め早めの準備が必要です。

「ウチは火災保険に加入しているから大丈夫・・・」

そう思った方こそ、今一度保険証券を確認すべきです。保険屋さんならともかく、一般人で自分の入っている保険の内容をすらすら言える人に出会ったことがありません。何度でも確認しましょう。

火災保険の補償の対象は、建物と家財の2つです。ご自身の契約は、両方が補償されているのか、あるいは片方だけなのか。まずはそこをおさえましょう。

建物(動かせない)/家財(動かせる)と考えると、イメージしやすいです。柱や壁は動かせない→建物、テレビやソファーは動かせる→家財、という感じです。

エアコンはどちらでしょう?

取り外しできる、つまり動かせる→家財、となります。

契約を確認すると、家財の補償が抜け落ちてしまっているケースがよくあります。「小家族だから」「うちの家財にたいした価値はないから」と思っていませんか?テレビやソファーだけでなく、冷蔵庫・洗濯機など果ては靴下1足まで、身の回りのモノすべてがあなたの家財です。買い直すとなったら、いったいいくらになるでしょう?単身世帯でも200~300万円くらいと言われていますので、自分の家財の金額をあらためて確認しておきましょう。


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